『異端の鳥』人間のどす黒い感情を登場キャラにした映画!バリー・ペッパーの出番のみ最高

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

映画の会のMちゃんと意を決して3時間のナチものに挑戦!

しかし『ある画家の数奇な運命』のように3時間を感じさせないことはなく、大好きなバリー・ペッパーが出るまで2時間かかって辛かった(笑)。

ステラン・スカルスガルド、ハーベイ・カイテル、バリー・ペッパーが出てた合計20分くらいのシーンのみキュンと来てよかった。(3時間のうちたったの20分笑!)

あとの時間は出てくる人物が人間的にえげつなく、こんな人いるー!?みたいな強烈で卑劣なキャラ尽くし。

主人公の少年がユダヤ人だからという仕打ちも含まれるけど、出会った人間が元々かなりひどいやつなのだ。人間の醜さをこれでもか!と出してくる3時間。

ただその1人1人のキャラを見ると、人間が誰しも持っている感情をそのまま人にしたような感じ。「ユダヤ人の大量虐殺」は1つの例であって、人間は「見たことのないもの、聞いたことのないもの、自分とは違うもの」にこんなにも恐れを抱き、嫌悪感が生まれ、それを排除しようとする気持ちがあるというのを表していると思う。

ホロコースト(大量虐殺)を逃れて遠い叔母のうちに預けられてた子供が1人、両親の元に向かう、母を尋ねて三千里みたいな感動ものなどと考えていかないようにね。

 




ストーリー

ナチス政権のユダヤ人大量虐殺から逃れるため、少年は遠く離れた叔母の家にいたが、叔母が死んでしまい、1人で家族の元に向かうことに。

行く先々で色んな人に出会いながら旅を続けるが、その街に着く度にひどい差別や扱いを受ける。

少しずつ、生きる力を鍛え、身を守る術を身につけながら長い旅を続けて行く。

出会う人々は人間の誰もが奥底に持つ欲望だったり、差別や嫉妬、憎悪をキャラ化して登場させたような感じです。

登場人物の醜さがハンパない


あらすじだけ見ると、少年が旅の間に過酷ないじめに遭いつつも成長し、家族の元に向かう、観る私たちは成長を見守って最後には泣く・・みたいなのを想像してしまう。

だけど、その「いじめ」が「いじめ」とは言えないくらいのレベルの代物。しかも出てくる人みんな風変わり。行動も思考もえげつない(^o^;)。

人間に絶望します(^o^;)。でもあんまり行く村行く村の人間が醜いので、「次はどんな卑劣な人間?」みたいな興味は湧く(笑)。

しかし毎回自分の想像を超えた人たちが出てきます笑。あまりにもすごいので、ユダヤ人のホロコーストをどう思うとか、そういう感傷的な雰囲気までに至らないの。

人間がいかに「自分とは違う」ものを嫌悪し、遠ざけたくなるか。

げっそりします笑。でもこんな行動まではしないものの、人間の奥底にある汚い感情にフォーカスしてるのはわかる。誰かが少しは持つ感情。ただこの表現方法は変わりすぎ!笑

 

よかったのはバリー・ペッパーの出てたシーンのみ!笑

バリー・ペッパーは今回ソ連兵の役。少年を戦争孤児と思ったソ連軍は軍の雑用をしてもらうことに。

同じテントにいたバリー・ペッパーは無口だけど、少年にはあたたかいまなざしを向けていた。

ずっとひどいことされてたら、もうまなざしで「いい人」ってわかるんだろうね。

だっていい人よ、だってバリーだもん!(出た、ひいき)。

一緒に並んで銃の手入れとか、最高です♪

『プライベート・ライアン』で彼に惚れた人は彼のシーンのためだけに観てください!

またスナイパー(狙撃手)の彼が見れますよ!ここだけ異様に興奮した!

ライフルが似合う~。 もみ殻で風を読んだり、もうたまりません!

バリー、もうワニ映画で娘に助けられるような役しちゃダメよ!(『クロール 凶暴領域』のことを言ってる笑)。

今の女が強い風潮は無視して(私が許す!)、強くてカッコいい男の役をし続けてくれー。

 

ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク

私の後ろの席に座ってた人が映画の最中、しょっちゅう座席を蹴るのでムカムカ(この映画だから邪魔されてもいいけどさ、ダニエルやスタちゃんのだったら許さないよ!)。

終わったあと、電気が点いて振り向いたら、「白髪のセミロングで長いストール」教授か芸術家のようなおっさんだった。

帰り際、映画館のスタッフに「君!これはいつまでやってるのかね!」みたいなことを聞いてた。

この変な映画に感動したらしい。さすが教授!(完全に決めつけてる笑)感動して興奮したから蹴ってたのか?

やっぱりこういうの、良さがわかる人も一定数いるんだろうなあ(^o^;)

ただね、「退屈」はしなかった。次はどんなひどいやつ??と、村を渡り歩くたびに想像もつかないひどい人が出てくるから、驚きでね。

この映画は、映画史上初の「人工言語(インタースラーヴィク」を映画に取り入れているらしい。確かに登場人物の言葉がイタリアンにも、ドイツ語にも聞こえず、わからなかった。

ホロコーストは、繊細な問題だから舞台や人物が「何処で何人か」を特定されないようにしたんだろうね。

こんなの使い始めたら、今の風潮からして増えて行く気がして、映画好きとしてはつまらん映画が増えそうで悲しくなるなあ。

スタちゃんの『エクスペンダブルズ』でも敵が架空の国だからね・・・。ロシアやチェチェンとかと戦ってほしいのにーーー。

しかし、小さいのにこんな映画出て、大丈夫かな。どうか人間を嫌いにならんでおくれ。ハリウッド子役の男の子あるあるの麻薬中毒※にはならないでね!(T_T)

※ハリウッドの大作に出た子役の男の子は麻薬中毒になってしまうのが多い現象。マコーレー・カルキン、ブラッド・レンフロ、エドワード・ファーロング、リバー・フェニックス・・他たくさん

さて、バリー・ペッパーに救われたな、この映画は(笑)。思いの外20分くらいときめいたので、トム・ハンクスが人形を使ってしゃべる『幸せへのまわり道』に勝った笑。 想像を超えるクズ野郎しか出てこないけど・・・。




映画『異端の鳥』のキャスト

@『異端の鳥』(2019年 チェコ・スロバキア・ウクライナ)

少年・・・ペトル・コトラール

将校・・・ステラン・スカルスガルド

神父・・・ハーヴェイ・カイテル

村人・・・ジュリアン・サンズ

狙撃手・・バリー・ペッパー

【2020】ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク

1位・・・・『ランボー ラスト・ブラッド』

2位・・・・『フォードvsフェラーリ』

3位・・・・『黒い司法 0%からの奇跡』

4位・・・・『バッドボーイズ  フォー・ライフ』

5位・・・・『1917 命をかけた伝令』

6位・・・・『プリズン・エスケープ』

7位・・・・『ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語』

8位・・・・『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』

9位・・・・『ある画家の数奇な運命』

10位・・・・『グッバイ、リチャード!』

11位・・・・『オフィシャル・シークレット』

12位・・・・『スキャンダル』

13位・・・・『デンジャー・クロース 極限着弾』

14位・・・・『透明人間』

15位・・・・『シカゴ7裁判』

16位・・・・『ミッドウェイ』

17位・・・・『リチャード・ジュエル』

18位・・・・『マザーレス・ブルックリン』

19位・・・・『エジソンズ・ゲーム』

20位・・・・『シチリアーノ 裏切りの美学』

21位・・・・『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』

22位・・・・『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』

23位・・・・『TENET(テネット)』

24位・・・・『ペット・セメタリー』

25位・・・・『ライブ・リポート』

26位・・・・『ウルフズコール』

27位・・・・『異端の鳥』

28位・・・・『幸せへのまわり道』

29位・・・・『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』

30位・・・・『ポップスター』

31位・・・・『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』




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