『シカゴ7裁判』マーク・ライランス演じる弁護士がよかった!最後まで民主主義を諦めない。今見るべき映画

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

アメリカ大統領選挙の討論会があっている今、見るべき映画を見てきました♪

50年前にシカゴで開かれた民主党党大会に向けてベトナム反戦デモをアピールしようと集まった若者たちが共謀罪で起訴され、当選したばかりのニクソン政権(共和党)によって不平等な裁判を強いられます。

面白かった♪

こういう裁判ものは好きな上に「ベトナム反戦」に「ニクソン政権」、出てくる組織にブラックパンサー党など激動のアメリカ史に出てくる大好物ばかりで、もうウキウキ。

エディ・レッドメインが社会派映画に出てたので、「君、こんなん出来るならもっと出てくれよ」と見直しました(何様?笑)。

アメリカの「自由」と「法」を信じる弁護士役のマーク・ライランスの熱い答弁が最高でした♪

熱い男はやっぱり最高!

今起こってる「ブラックライブズマター運動」※も、最初の趣旨とは違う暴動をする奴らがいるから、トランプ政権につけいるスキを与えちゃうのよね。

※「黒人の命も大事」運動。白人警官が白昼、丸腰の黒人の首を膝で圧迫し死に至らしめた事件をきっかけに全米に広がった運動。その後もジョギングしてただけの黒人が射殺されたりして、ますますアメリカの黒人への人種差別への酷さが浮き彫りになっている。

やっぱり大勢で運動すると、最初の趣旨とは異なる方向に動き出すこともあるから、こういうのって難しいよね。

判事みずからが差別主義をあからさまに出すのがすごかった。

大作じゃないけど、こういういい映画はもっと世に出してほしいし、みんなも見てほしい。

『鬼滅の刃』は一日31回も上映されるのに、これは一日たったの1回!

洋画好きをナメてんのか!

ここにもあからさまな「不平等」があった!笑

コツコツ良さをレビューしていくしかないな。

キャッチコピーの「世界は見ている」が、今のアメリカにもかかってる感じでキャッチーでいいです!



ストーリー

1968年8月、長引くベトナム戦争への対処方法を議論する民主党の全国大会が開かれていた。

反戦支持者たちは格好のアピールになると予想し、デモの計画を練る。

当初は平和的に行うはずだった反戦デモが一部が暴動化し、それぞれの団体の代表7人が共謀罪の罪で起訴された。

その7人に加えて、その会場近くにいたブラックパンサー党のボビー・シールも逮捕された。

ベトナム戦争に兵を送り続ける民主党ジョンソン政権へのアピールのための反戦デモだったが、一部が暴徒化し、多くの負傷者が出たため、逮捕者がでて半年後に裁判開始となったのだ。

暴動が起きた時はジョンソン政権だったものの、裁判が始まったのがニクソン政権だったのが災いしたらしい。

反戦支持者への見せしめ裁判とも言われ、最初から被告の供述を聞く気がない不平等な裁判を強いられる。

 

民主党大会が開かれた頃のアメリカの背景

映画の冒頭、ド派手な音楽とこの頃のアメリカの現代史を目まぐるしく説明する映像が流れるけど、色んな人物、色んな組織名が出てきて覚えられない笑。

ケネディ(兄)暗殺後に、大統領候補ロバート・ケネディ(弟)の暗殺など民主党議員の度重なる暗殺の後の混乱のさなか、共和党のニクソン大統領が二期目に当選。

ベトナム戦争を拡大させたのはケネディとジョンソン大統領だけど、ニクソン政権もベトナムから撤退させると言って当選したが、反戦デモをする彼らを不平等な裁判で裁くという、「民主主義」の根底を覆すようなことをしたのだった。

ベトナム戦争であまりにも兵がどんどん死ぬから、最後あたりは生年月日で招集したりして、ほんとむごい集め方だったことを劇中で知った。

あの頃の若者の大変さがリアルにわかった。

アメリカの裁判シーンが大好きです!自分が裁かれたらイヤだけど笑

弁護士のトーク術に100%かかってるんじゃないのか、アメリカの裁判の勝敗は。

自分が容疑者なら、あんな一般人の陪審員に裁かれたくないな。

ぜったい「感情」が入りそうだもん。

そりゃあ、本当に罪を犯してても最高の弁護士を雇える余裕があるなら「逆転無罪」の可能性がある陪審制度がいいかもしれないけどね。

無実なら、ちゃんと証拠を検証してくれてるのか、疑問に思うよね。

自分が裁かれるならイヤだけど、アメリカの裁判の映画は大好物です♪(勝手なご意見)

ブラックパンサー党の人たちが傍聴席にいるとかなり威圧的でイメージ的に良くないので、党のナンバー2の人が「散らばれ」というのも面白かった♪こういう頭脳派の副官大好き♪

※マルコム・Xの暗殺後にオークランドでボビー・シールにより結成された、警官から黒人を守るための自衛組織。マーティン・ルーサー・キングの「非暴力」主義でも平等にならない世の中を嘆き、武装して革命を起こそうとした集団。黒いベレー帽に革のジャケットにパンツとファッションにも力を入れてイメージ戦略をした。

 

ジョセフとおじさんたちがいい味出してた


ジョセフ・ゴードン・レヴィット演じる検事(⇧右)もよかった♪ 彼を映画館で久しぶりに見た気がする♪

たぶん『ダークナイト・ライジング』以来じゃないかな。

マーク・ライランス演じるクンスラー弁護士が最初はおとなしいやつなのかと思ったら、これが熱くて最高!

最初彼らは被告の立場でありながら、まじめに裁判やらないからこんな人たちの弁護って大変そう・・・って思うけど、彼らの置かれた立場なりの主張の仕方だったりして、そういうことがわかり始めてからのクライマックスまでのやり取りがたまらない。

法廷侮辱罪になっても「法と民主主義」を信じたいクンスラー弁護士にシビレます!

ニクソン政権になってから退陣を余儀なくされた元司法長官役がマイケル・キートンっていうのもご褒美感じあった。(⇧上の画像左)

『バードマン』以降の活躍ぶりに目が離せないよね♪

 

個人的にジェレミー・ストロングが好き

⇧左真ん中の彼がジェリー・ルービンを演じたジェレミー・ストロング。

・・と言ってもすぐは彼だとわかんなかったんだけどね(それで好きと言うな!)。

なんか、このジェリー・ルービン役の人見たことある、見たことある・・・

あああ!あの人やん、『マネー・ショート 華麗なる逆転』のスティーブ・カレルの部下だった人!

ああいう、冷静でちゃんと忠告もするけど、こうと見込んだ上司の判断には全幅の信頼を寄せて覚悟決めて最後には従う部下って好きなのよー。

あの役で知ってから密かに応援してるんだけどね。

「ワンピース」で言うところのゾロね♥。

ヤンキーみたいなほっそーいマユも魅力笑。

ロン毛でヒッピーな格好してたら、すぐわからないもんなんだねえ(^o^;)。

 

ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク

これはネットフリックスで10月16日から一斉配信されるものを先駆けて映画館で上映したもの。

ネトフリだし、資金が潤沢だからか70年代の小物やセットの1つ1つに凝っていて、アメリカかぶれにはたまりませんでした♪

これね、脚本が出来た当時はスティーブン・スピルバーグが監督に名乗りをあげてたらしい。ブラック・パンサー党のリーダーにはウィル・スミス、トム・ヘイデン役にヒース・レジャーを予定してたんだって。

それはかなりな大作になっただろうけど、俳優組合のストが始まったので無名の俳優にしようとなり、製作開始が長引いたのでスピルバーグがやめちゃったんだって。

ウィル・スミスはこういう思想家系の役はあまりしないから、実際オファーあったら断ったかもね(^o^;)。スピルバーグなりの大作もちょっとは観てみたかった気もするけど、大物ばかりだと裁判にのめりこみにくいかな。

私はJFKが活躍してた頃の激動のアメリカ現代史が大好き♪

この映画ももろ、それだったのでツボでした♥。アホそうなヒッピーのアビー・ホフマンが意外に知性あふれる人とわかったり、おぼっちゃまな思想家のエディ・レッドメイン演じるトム・ヘイデンが激情を秘めてたり。

シカゴセブンと呼ばれた人たちのキャラの違いも面白かった。

「あんたたちは所詮、白人の思想家だろ?俺たちの目指してるものとの命の掛け方が違う」とブラックパンサー党のリーダーが言うところは、今のアメリカそのものを指してる気がした。

お互い観た後、映画の会のMちゃんともっと歴史を勉強せねば!と言い合った。

民主主義を諦めない姿勢が、グッときたーー!




映画『シカゴ7裁判』のキャスト

@『シカゴ7裁判』(2019年 米)

アビー・ホフマン・・・・・・サシャ・バロン・コーエン

トム・ヘイデン・・・・・・・エディ・レッドメイン

ボビー・シール・・・・・・・ヤーヤ・アブドゥル

ジェリー・ルービン・・・・・ジェレミー・ストロング

リチャード・H・シュルツ・・ジョセフ・ゴードン・レヴィット

ジュリアス・ホフマン(裁判長)・・・フランク・ランジェラ

デビッド・デリンジャー・・・ジョン・キャロル・リンチ

ウィリアム・クンスラー・・・マーク・ライランス

ラムゼイ元司法長官・・・・・マイケル・キートン

 

【2020】ジャスミンKYOKOの映画私的ランキング

1位・・・・『ランボー ラスト・ブラッド』

2位・・・・『フォードvsフェラーリ』

3位・・・・『黒い司法 0%からの奇跡』

4位・・・・『バッドボーイズ  フォー・ライフ』

5位・・・・『1917 命をかけた伝令』

6位・・・・『プリズン・エスケープ』

7位・・・・『ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語』

8位・・・・『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』

9位・・・・『ある画家の数奇な運命』

10位・・・・『グッバイ、リチャード!』

11位・・・・『オフィシャル・シークレット』

12位・・・・『スキャンダル』

13位・・・・『デンジャー・クロース 極限着弾』

14位・・・・『透明人間』

15位・・・・『シカゴ7裁判』

16位・・・・『ミッドウェイ』

17位・・・・『リチャード・ジュエル』

18位・・・・『マザーレス・ブルックリン』

19位・・・・『エジソンズ・ゲーム』

20位・・・・『シチリアーノ 裏切りの美学』

21位・・・・『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』

22位・・・・『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』

23位・・・・『TENET(テネット)』

24位・・・・『ペット・セメタリー』

25位・・・・『ライブ・リポート』

26位・・・・『ウルフズコール』

27位・・・・『幸せへのまわり道』

28位・・・・『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』

29位・・・・『ポップスター』




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