『ストレイ・ドッグ』潜入捜査官ものというより恋愛と過去の精算。ニコールがんばってる!

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

ニコール・キッドマンが美人女優のイメージを脱却するためか、やさぐれた中年刑事役をすると話題になった『ストレイ・ドッグ』を観てきました♪

絶賛ツイートが多い中、「うんうん、すごいすごい!」とノレなかった私の感想を書いてみます笑。

シワ、シミの特殊メイクはがんばってたけど、中年特有の「たるみ」があまりなく、スタイルバツグン!なので不健康な生活をしている設定なのに違和感があった(アラフィフはそのへん敏感笑 あはは)。

シャーリーズ・セロンの『モンスター』のように20キロ太れとは言わないけれど、あごのラインがシャープすぎてちょっとね(ひがみ?笑)

でも「ロサンゼルスと銀行強盗」の組み合わせは大好き!なので、そこが助かった♪

ただ潜入捜査もの好きとしては、エリンが刑事という職務に誇りや責任感をあまり持ってなさそうなのがなんだか好きじゃない笑。

過去に囚われ抜け出せないでいるエリン・ベル刑事(ニコール・キッドマン)の過去と今を交互に描いてて、一気に過去を見せることはなく、少しずつ見せていくのがもどかしくてうまい。

「なんでこんなにやさぐれているのか」という謎も一緒に解き明かされていくので、ストーリーの組み立ては面白かった♪

原題の「デストロイヤー」にしなかったのは日本人はプロレスラーを思い出すからなのかな笑(昭和ネタ)。




ストーリー

ロサンゼルス市警(LAPD)の刑事エリン・ベルは酒におぼれ、その堕落した勤務態度から同僚からも疎まれ、10代の娘ともうまくいってない。

17年前FBI捜査官クリスと、ある犯罪組織に潜入捜査をしていたエリンは、取り返しのつかないミスを犯し失敗して捜査が終わる。

その捜査の失敗から抜け出せないでいた彼女の元に「紫色に染まった1ドル札」が届く。

姿をくらましていた組織のリーダーサイラスからの「ロスに戻った」というメッセージだった。

 

特殊メイクが惜しい


美人女優路線一直線だったニコール・キッドマンが、何を思ったか、今回やさぐれた中年女の刑事役をやってるので、そこが一番注目ポイントだった。

シミとかシワ、クマなどは巧みに再現されてる気がしたけど、お尻もキュッとしてて足はスラッ、細いままでスタイル抜群だったので「中年オンナ」というのはちょっと不自然だったかな。

首もあごもダルダルじゃないし(やめなさい)笑。

そう、あまりにも本体が美しすぎるので、特殊メイクを顔と手だけにしたところで、あんまり変わらない感じがした。

そこまで予算かけれなかったかな(『チャーチル』のゲイリー・オールドマンみたいに)。やっぱりお尻は垂れてないと!笑

シャーリーズ・セロンの変身ぶりや(『スキャンダル』)、『シークレット・アイズ』でのジュリア・ロバーツの地味な女への挑戦を間近で観たからやってみようと思ったのかな。

 

過去と今が交錯するし、ニコールの見分けが難しい

↑若い頃のエリンの方

やさぐれた今のエリンと若かった過去のエリンをニコールが2役する。

元々美しすぎるニコール・キッドマンしか知らない私は、若い時を映し出すときが今のほんとの彼女にしか見えない上、目まぐるしく過去と今が場面が交錯するので、見慣れたニコールの方を今と勘違いしそうになったり。

ちょっと顔を似せた別の本当に若い人が過去の役をしてくれた方がよかったのかな。

カツラの質がよくないのか、若い役なのに髪にツヤがないのも見分けがつきにくいポイントかも笑。

潜入捜査のスリルと責任感との葛藤などはほとんど描かれないので肩透かしをくらう。

でも壮大な話じゃないのに話の組み立て方1つで観客をあっと思わせるのはうまいなあと思った。

 

やっぱり若い頃って想像がつかないほどアホよね そこがお宝


16歳の娘がつまらん男に入れ込んでて、中々家に帰らないのをエリンが注意するんだけど、ティーンネイジャーは口で言ったくらいで聞かないよ笑。

未来を考えてその男と離れるように言うけど、言うこと聞くわけないやん。

「今」しか観てないんだからティーンなのだよ!笑(ある意味大事)。

お母さんとのランチに彼氏連れで来たり、目の前でイチャついてもうおバカすぎる娘。

世界が「彼氏」になってた頃はある意味、貴重。

そんなまっすぐな気持ち、どこに行ったのかしら?笑

この娘みたいにやさぐれてはなかったけど、夜遊び好きな女だった私(ヤンキーではないけど、田舎もんは大人になるとはじけすぎる笑)。

朝帰りしてお風呂場の窓から侵入する時に、飼ってたシベリアン・ハスキーに「しーーーっ」とジェスチャーをしてゴミ箱を持ってきてよじ登るんだけど、そういう時に限ってゴミ箱にたてかかってたホウキとかを見過ごしてガラガラガッシャーン~!!(お前も同類)

ハスキーはしっぽをフリフリしながら黙っててくれたのに自分がミスをする笑。

窓によじのぼれた体力があったあの頃の私でも潜入捜査はどんくさすぎてダメやろね笑。

映画を観た帰りに友達と「あんなもんだったよね、若いときって笑 ほんと親の言うことなんて聞いてない笑」

親の気持ちでニコールに感情移入しつつも、親を困らせていたティーン時代の自分も忘れてはいけない。

今の息子ちゃんを見ると、私よりマシだなと感心しつつ、「就職間際にピアスを開けたり」しても「日本の会社は受け入れないとこもあるよ」という事実だけ伝え、真っ向から反対することはない。髪を紫にしてきてもいいねー!という親笑(私もピンクに染めてみたかったから、人生後悔しないことが大事笑)。

それは「自分のチョイス」だからね、大事!リスクを知った上で楽しむ!会社に落ちても自分の責任♪

こういう時、アメリカ映画かぶれかつ不真面目な青春を過ごしてきてると、必要以上に驚かないからいいよね笑。

 

ロサンゼルスと銀行強盗の組み合わせは大好き

エリンが潜入捜査してたのは、銀行強盗のグループ。

ロサンゼルス市警と銀行強盗の組み合わせって最高♪(最高か?)

数々の銀行強盗の映画を観てきた私にとって、銀行に押し入る時のマスクも楽しみの1つ。

今回は、『ペット・セメタリー』の映画に出てきたようなシュールな動物のマスク。こんなの特殊だから購入元からアシがつかないか?(犯人の気持ちに寄り添いすぎ)

『ダークナイト』のピエロのマスクや『ザ・タウン』のシスターのマスクもよかった♪目出し帽はけっこう人相わかるからマスクの方がいいよね。

銀行強盗のグループという設定だけど、ちょっと計画がずさんで、捜査官が2人も潜入捜査するほどの組織でもなかったというのもちょっと犯罪映画にしては物足りない要素だったのかな。

『ヒート』くらいの完全犯罪の銀行強盗なら、潜入捜査のし甲斐があるけどね。

どちらかというと、潜入捜査より恋愛とエリンの後悔に重きを置いているので、潜入捜査映画特有の「ば、ばれる!?」というハラハラと責任感との葛藤がほとんどないのが残念かな。

 

ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク

↑エリンの恋人で潜入捜査官のクリス(セバスチャン・スタン)。

恋人という設定で2人同時に潜入するんだけど、ほんとに恋してしまう2人。

2人も潜入させるほどそんなに予算あるんかいと思うけど、最初から恋人設定だと、変に違う男に好かれたりするリスクが少ないからいいよね(計画が狂うことあるし)。

立ち去っていくクリスに(ジーンズは履いてます)「素敵なヒップ!」とエリンが言った後、名ゼリフが。

「俺のオシリは君のもの」

いいねーーーー!!(ヘンタイ笑)

男子のキュートなお尻は最高です!(ブラピのお尻が出る『マリアンヌ』はオススメ)。

この映画は暗めで救いようがないような映画だけど、そのセリフが群を抜いてよかった笑。

映画が変な時間しかないから珍しくレイトショーを観たのでバスが終わってしまい、真っ暗な帰り道を歩いて、ロサンゼルスのスラムを歩いてる気分を味わいながら帰った♪

帰りが遅かったため、翌日2人ともエリンさながらのやつれ顔で仕事をしたのだった。

スターリンがとうとう出てこなかった映画よりロスの銀行強盗。まんまる太ったダニエルと接戦!一応ダニエルの『ナイブズアウト』が勝ちました。




映画『ストレイ・ドッグ』のキャスト

@『ストレイ・ドッグ』(2018年 米)

エリン・ベル・・・・・ニコール・キッドマン

クリス・・・・・・・・セバスチャン・スタン

サイラス・・・・・・・トビー・ケベル

ペトラ・・・・・・・・タチアナ・マスラニー

シェルビー・・・・・・ジェイド・ペティジョン

 

【2020】ジャスミンKYOKOの映画私的ランキング

1位・・・・『ランボー ラスト・ブラッド』

2位・・・・『フォードvsフェラーリ』

3位・・・・『黒い司法 0%からの奇跡』

4位・・・・『バッドボーイズ  フォー・ライフ』

5位・・・・『1917 命をかけた伝令』

6位・・・・『プリズン・エスケープ』

7位・・・・『ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語』

8位・・・・『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』

9位・・・・『博士と狂人』

10位・・・・『ある画家の数奇な運命』

11位・・・・『グッバイ、リチャード!』

12位・・・・『オフィシャル・シークレット』

13位・・・・『スキャンダル』

14位・・・・『デンジャー・クロース 極限着弾』

15位・・・・『透明人間』

16位・・・・『シカゴ7裁判』

17位・・・・『タイムリミット 見知らぬ影』

18位・・・・『ミッドウェイ』

19位・・・・『リチャード・ジュエル』

20位・・・・『マザーレス・ブルックリン』

21位・・・・『エジソンズ・ゲーム』

22位・・・・『シチリアーノ 裏切りの美学』

23位・・・・『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』

24位・・・・『ストレイ・ドッグ』

25位・・・・『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』

26位・・・・『TENET(テネット)』

27位・・・・『ペット・セメタリー』

28位・・・・『ライブ・リポート』

29位・・・・『ウルフズコール』

30位・・・・『異端の鳥』

31位・・・・『幸せへのまわり道』

32位・・・・『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』

33位・・・・『ポップスター』

34位・・・・『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』