『100日間のシンプルライフ』年末にピッタリの映画。これを観て風の時代に向けて身軽になろう。

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

占星術の世界では、200年続いた「お金・物質」重視の「地」の時代から、「知性・情報・体験」重視の「風」の時代へと2020年12月22日から交代するらしい。

だから、コロナでオンライン化が進んだのかしら。

これからの200年は「モノ」ではなく、「経験と情報」の時代。

モノをたくさん持ってる人より「経験」をたくさんしている人の方が重視される時代。

薄っぺらい人間関係はデリートして、楽しい人間関係と、楽しい「人生体験」をしていこう。

そんな時代の変換期にピッタリの映画『100日間のシンプルライフ』を見てきたよ!

モノを手放す参考になるのは元ネタの『365日のシンプルライフ』(フィンランド映画)の方だけど、これは今のIT長者に憧れたり、SNSに依存する若者、コンプレックスから買い物依存症になる現代病なども取り入れて大胆に味付けしてるので、別物になってるけど、これはこれであり。

テンション高めの映画だけど、最後にはほっこりして、温かい気持ちで年末を迎えられますよ!




ストーリー

すべての持ち物を貸倉庫に預けて、そこから毎日1つずつ必要なものを選びぬいていくフィンランドのドキュメンタリー映画をモチーフに、主役を2人にしてリメイクしたドイツ映画。

幼馴染で親友のトニー(手前左)とパウル(奥右)は、アプリを開発してIT業界の大手に売り込む。

大手はそのアプリに好感触を示し、前祝いで泥酔したコンプレックスだらけのトニーと、スマホ依存症のパウルは、些細な言い合いから自分たちの会社の従業員の前で、アプリの買取金額を賭け大胆な勝負をすると誓ってしまう。

それは、モノに依存しすぎる生活を捨て、裸一貫からスタートし、必要なモノはすべて貸倉庫に預け1日1つ持ち帰っていいルールで100日を過ごすというもの。

翌日、二日酔いの彼らが目覚めた頃には、賭けに乗った同僚たちによって、家財道具はすべて持ち去られていた。

裸で真冬の真夜中、着るものを求めて素っ裸で貸倉庫に走る2人・・・。

 

「いつもなら起こりえないこと」をモノなしでいかに乗り切るかが面白い

あまりにも寒いベルリンの冬。 初日トニーは、服にもなり寝るのにもいい分厚い寝袋を選択。パウルは厚手のコートを持ち帰る。

何も「裸スタート」じゃなくてもいいと思うけど、映画はこれくらい極端な方が面白い。

この映画のモチーフとなった『365日のシンプルライフ』は、ドキュメンタリーで、失恋した主人公がひっそりと始めるので、今回のこのテンション高いスタートにとまどったけど、これはこれであり。

IT長者に憧れたり、スマホ依存の若者たちの習性も取り入れているので「エンタメ感」は濃い。

りんごをかじりながらIT会社のCEOのザッカーマンが現れるあたり、「APPLE」と「Facebookのマーク・ザッカーバーグ」を彷彿とさせてる笑。

こういう時に運命の出会いなんかない方がいいのに、素敵な女子と出会ってしまったらそのまま見過ごすことなんか出来ないよね。ついデートの約束をしてしまったから大変。

デートに着ていく服もないから、家に招こうと思っても冷蔵庫がないから食材もない。彼女が来るまでの日数をかけて1つずつ増やしていくのか、ルールを破るか。

「いつもなら起こり得ない出来事」をモノがない状態でいかに乗り切るかが楽しい。

メガネが似合わないと思っているトニーは、1週間しか使えないコンタクトをずっとはめているから炎症を起こしてブサイクになったり笑。

おしゃれを取るか、「育毛剤」を取るか。

昔の人は少ないモノでなんとかやってきたことを今の私達は「100均」に行ったりネットショップをポチッとしてしまえば、あっという間に解決。

モノがあまりにも簡単に手に入るから「1つ1つのありがたみ」を忘れがちだよね。

なるべく「1つのことにしか使えない便利グッズ」は買わないようにしなきゃね(^.^;。

1つのもので複数の役目をクリアする物とか、レンタルして済ますとかね。

 

自分だったら、何を優先的に選ぶのだろう

スマホ依存症のパウルは、まだコートくらいしか取り寄せてない状態の時にスマホを持ってきてしまい、充電器がないため、あっという間に使えなくなって喪失感が襲う笑。

コンプレックスの塊のトニーは、コンプレックスを隠すためにモノで塗り固めてた生活から、あられもない姿を、狙ってる女子に見られてしまい落ち込む。

モノより「自信」をつけるような「体験」で自分をコーティングしないとね!

あんなにおしゃれだったトニーが何より「育毛剤」を選ぶのを見て、自分は貸倉庫に預けたとしたら何を優先的に取ってくるんだろうと思った♪

食料や衣類、洗面具・財布、コロナ関連グッズをはずして10個考えてみた。

1.布団

2. パソコン(ブログを書く、Amazonプライムで映画も過去の写真も見れる)

3.スマホ(カメラ、目覚ましの代わりにもなる)

4.充電器

5.マグカップ(コーヒーと麦茶)

6.コーヒーのドリップバッグ(フィルターと書くとドリッパーもいるから)

7. やかんまたは湯沸かしポット

8. ペン

9. 手帳 またはノート

10. まゆを描くペン笑 (これがないと外に出れない)

考えてみたら、必ず毎日頻繁に使ってるものはこれだけ笑。

これしかいらないってことやん!笑 ほらほらほら、捨てちまえー!

 

ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク

裸の2人の体が見事に鍛えられていて、見応え十分なのが嬉しい。

邦画の『ぐらんぶる』も見習え!(ひどい お前が言うな)。

こういう裸族の村があったら住みたいわ(アホ)。

パウルとトニーが暮らす、鉄骨のアパートが、欧米かぶれにはたまらない感じ。あの緑の錆びた重い鉄のドアと、格子状の鉄枠の窓。素敵ーーーっ

一発逆転でIT長者を狙う若者なのに、おばあちゃん子だったりしてかわいかったり。

ところどころにホッコリする場面があります。

スティーブ・ジョブズみたいに、「モノ」ではなく「体験」や「時間の充実」の方に目を向けるように生きていきたいけどね。

やっぱり自分で自由に使えるお金を手にしたら、何か買いたくなってしまうのは仕方ない。ただそれが度を越してしまいがちな現代。

振り返った時、「モノ」しか残らないような生き方はしない方がいいよってことだよね。

「モノ」や「お金」はいらないなんて綺麗事は言わないけれど、それだけじゃない「今」と「自信や癒やしになる体験」や「今周りにいる好きな人達」を優先していく。

私も「モノ」は厳選して「モノの管理や保管に貴重な時間とお金を奪われないこと」と「好きなことや好きな人に時間を使う」ことにフォーカスして、後悔しない人生のための「体験」に力を入れていくぞ!

かっこいい鍛えられた体とほっこり話の方が、まんまるたるんだダニエルの『ナイブズ・アウト』を抜きました♪どんどん抜かれていくぽっちゃりダニエル・・・(泣)。




映画『100日間のシンプルライフ』のキャスト

@『100日間のシンプルライフ』(2018年 独)

パウル・・・・・・フロリアン・ダービト・フィッツ

トニー・・・・・・マティアス・シュバイクホファー

ルーシー・・・・・ミリアム・シュタイン

 

【2020】ジャスミンKYOKO 映画私的ランキング

1位・・・・『ランボー ラスト・ブラッド』

2位・・・・『フォードvsフェラーリ』

3位・・・・『黒い司法 0%からの奇跡』

4位・・・・『バッドボーイズ  フォー・ライフ』

5位・・・・『1917 命をかけた伝令』

6位・・・・『プリズン・エスケープ』

7位・・・・『ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語』

8位・・・・『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』

9位・・・・『博士と狂人』

10位・・・・『ある画家の数奇な運命』

11位・・・・『グッバイ、リチャード!』

12位・・・・『オフィシャル・シークレット』

13位・・・・『スキャンダル』

14位・・・・『デンジャー・クロース 極限着弾』

15位・・・・『透明人間』

16位・・・・『シカゴ7裁判』

17位・・・・『タイムリミット 見知らぬ影』

18位・・・・『82年生まれ、キム・ジヨン』

19位・・・・『ミッドウェイ』

20位・・・・『リチャード・ジュエル』

21位・・・・『マザーレス・ブルックリン』

22位・・・・『エジソンズ・ゲーム』

23位・・・・『エイブのキッチンストーリー』

24位・・・・『シチリアーノ 裏切りの美学』

25位・・・・『100日間のシンプルライフ』

26位・・・・『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』

27位・・・・『ストレイ・ドッグ』

28位・・・・『ストックホルム・ケース』

29位・・・・『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』

30位・・・・『TENET(テネット)』

31位・・・・『ペット・セメタリー』

32位・・・・『ライブ・リポート』

33位・・・・『ウルフズコール』

34位・・・・『異端の鳥』

35位・・・・『幸せへのまわり道』

36位・・・・『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』

37位・・・・『ポップスター』

38位・・・・『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』