『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』心がピクリとも動かなかった笑

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

2021年は、トム・ハーディの出てる作品が2つもあった!

こんな喜ばしいことはないのに、1つはランキング最下位の『カポネ』な上に、今回はこれだ!

こんなにアクションが激しいのに、途中眠くなった笑。

アメコミ好きな人は心が広いな笑。Twitter界隈では「面白かった!」と言ってる人多し笑。

いや、私も長年スタローンの映画を観てきたから、アクションにはストーリーなんかなくてもいい!というのは重々承知だ(スタちゃんをディスってるよね、あんた笑)。

しかし、これはひどい。

『ヴェノム』の1作目はよかった、トム・ハーディがかわいかったし。

⇧エディと喧嘩して、すねて出ていくヴェノム。

なんかね、ヴェノムがうるさいのよ。あ、『スター・ウォーズ エピソード1ファントム・メナス』のジャー・ジャー・ビンクス※のうるささに耐えれた人ならいいのかな。

※ナブー星という星に住む原住民という設定。あまりのうるささにアメリカでは不人気に笑。アカデミー賞の反対である最低なものに贈られるラジー賞で「最低助演男優賞」に輝いた笑。

トビー・マグワイア主演の『スパイダーマン3』に出てきたくらいのヴェノムが良かったなあ。人間の強欲と悪い心に巣食う怪物が。

期待したウッディ・ハレルソンの悪役があまり活躍しなかったのも、ガッカリの原因。

ストーリー

前回、地球外生命体シンビオートであるヴェノムは、エディ・ブロック(トム・ハーディ)の体に寄生した。

「悪人以外は食べてはいけない」というエディからの条件をのんだため、好物の人間を食べれず、人間の脳と同じ味らしいチョコレートを食べて紛らわせていたヴェノム。

エディは刑務所で死刑執行前の連続殺人犯クレタス・キャサディ(ウディ・ハレルソン)から手紙をもらい、ジャーナリストとして未解決事件の真相を突き止めるべく、クレタスに会うが・・・。

ヴェノムとの共同生活がうざい

⇧エディ(トム・ハーディ 左)の部屋はレンガの壁でかわいかったけど・・。

ヴェノムとエディ(トム・ハーディ)が仲いいのはいいよ。

でもねー。長いの。じゃれ合いが笑。

しかもダミ声でヴェノムがうるさいし。

「ヴェノムがかわいかったー」という人もいたりして、私の心が狭いんだろうか笑。

なんだろうね、普段の暮らしでもマシンガンみたいにしゃべる女が好きじゃないからかな。

エディ・マーフィくらいまでの早口とうるささは許せるけど、その次くらいに売れたクリス・タッカーの高音早口マシンガントークは好きじゃなかったのよね。

ヴェノムは低音だけど、クリス・タッカーみたいに耐え難いうるささ。

会話ってのは、緩急が必要よ笑。

ヴェノムがエディとケンカして出ていくところなんか、「もうあなたなんか知らない!」って飛び出していく女みたいで、ゲッソリ。

トム・ハーディが丸いのを通り越しクマ化がひどかった

⇧クレタス(ウディ・ハレルソン)からの暗号の手紙を受け取ったエディ(トム・ハーディ)。

トム・ハーディは、クマ化(体に厚みが増してもっさり丸くなった)してから売れた。それは認める。

確かに昔スリムだった頃は、そのへんの普通の男子だったもんね。

しかし、今回の部屋着のトム・ハーディ、『欲望のバージニア』のカーディガン姿よりあきらかにモッサリしてたわーーー(泣)。

ナオミ・ハリスの存在は必要なかったのでは??

⇧ナオミ・ハリス演じるフランシス。

人を殺すほどの超音波を出せる能力を持っているフランシスは、幼い頃、孤児院のような矯正施設でクレタスと知り合い、彼と心を通わせ恋人同士になっていく。

しかし、この特殊な能力のためその力を利用しようと研究施設に無理やり送られる際に、警官ともみ合いになり、片目を撃たれ死んだものと思われていたが、実は政府の秘密施設に閉じ込められていた。

クレタスはそのことを知り、愛するフランシスを救うため、カーネイジになることを決め、そのためにエディに近づこうとしていた。

連続殺人犯である自分にヴェノムの血が混ざれば、その性格に影響してヴェノムよりもっと最悪な化け物になれることを確信していたのだ。

※カーネイジとは(大殺戮)という意味。

ウディ・ハレルソンの無駄遣い

⇧カーネイジ。史上最強最悪と言われるが、どこが最強なのかもよーわからん笑。

彼女のフランシス(ナオミ・ハリス)が中途半端に強いせいで(大声を出しただけで人が死ぬ)、肝心のカーネイジ(ヴェノムの赤いバージョン)の存在が薄まるのよ笑。

だからね、いらんこと殺人犯のラブなんかブチ込まん方がよかったと思う。

せっかく「身の毛もよだつ連続殺人犯」としてウディ・ハレルソンをキャスティングしてる意味がないじゃない。(『ナチュラル・ボーン・キラーズ』でも連続殺人犯役をした。実生活でも親がマフィアの暗殺者で獄中死)

悪役にも事情がある、みたいなのを最近書きがちだけど、私は徹底的に同情の余地すらない悪役を観たいんだよー。震えるほどのキョーレツに記憶に残る凶悪犯を!

ダニエルの007を卒業したばかりのナオミ・ハリス(諜報機関MI6の同僚役だった)も次なる可能性に向けてがんばってたけれど、今回の役はどうしても『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』の占い師にしか見えず笑。(友達も観終わった後同じこと言ったので笑った)。

ナオミ・ハリスなんか出さないで、ウディ・ハレルソンの凶悪ぶりに力を入れてほしかったね。

かわいいアンが少ししか出ないのにも不満

⇧長いつきあいだからか、別れても何かとダメ彼氏のエディ(右)に協力してしまうアン(ミシェル・ウイリアムズ 中央)。左はアンの婚約者。

今回も婚約者がいるのに、元彼のエディの頼みを聞いて、ヴェノムを探し回ったりしてくれる優しいアン(ミシェル・ウィリアムズ)。

ミシェル・ウイリアムズは、いつも暗い役かかわいそうな役が多いのに、この『ヴェノム』シリーズでは、かわいい服着て明るいキャラだから観るのが楽しかった。

別れる前エディもアンをほっといてヴェノムのために行動したし、別れた後はアンが婚約者をほっといてエディのために奔走する。

人のこととなると一生懸命になれるのに、こと自分の幸せについては後回しになっちゃうタイプだから、二人はうまくいかないんだね。

この二人のラブラブ具合が好きだった(1作目で枕をぶつけるシーンあり笑♥)のに、今回はヴェノムとエディの痴話げんかしか出てこなかったたから、ガッカリ。

ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク

ヴェノムが『スパイダーマン3』に出てきた時は、寄生した人間の心によって凶悪化が増すという素敵な悪役ぶりを発揮してたのになあ。

私にヴェノムが寄生したら、どのぐらいどす黒くなるかしらね笑。

そりゃあ、やっつけたい女や上司は山程いるけれど、ヴェノムみたいにド派手に大騒ぎしてやっつけるのは趣旨に合わないわ笑。ランボーみたいに影から1人ずつこっそり倒していくのが最高よ笑。

サム・ライミ監督の最初の『スパイダーマン』シリーズが好きだったのは、ピーターの成長と恋と友情が入っていたのもある。

寄生されるエディがもういい年した大人だから「人間としての成長」があまり観られないから面白く感じないのかな(スパイダーマンになるピーターは大学生という設定)

前作の『ヴェノム』は、急に寄生されてエディがとまどい、ドジ踏んだり、他の人に誤解されたりするのが面白かったが、今回はウディ・ハレルソンも凶悪ぶりも活かせなかった上に、どんだけカーネイジが強いのかもヴェノムとどう違うのかも明確に表現できずにゴチャゴチャとした感じで終わったのでまったく楽しめず笑。

監督が変わったからか・・・。

今回は、『猿の惑星 創世記』からはじまるシリーズで猿の役をした、アンディ・サーキスが監督。映画のエンドロールを観てたら、「あ、シーザー(主役のボス猿の名前)が監督だったのか」と驚いた。監督もするんだねー。

シーザー役は上手かったけど、これはうーーーん。

トム・ハーディは大好きだけど、ランキングにひいきまで入れなかったから、この作品も仲良く『カポネ』と一緒に下の方を徘徊されていらっしゃいます笑。

エンドロール後にも次回を匂わす映像が入ってるので、劇場が明るくなるまで席を立たないように。

映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のキャスト

@『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021年 米)

エディ・ブロック(ヴェノム)・・・・・トム・ハーディ

クレタス・キャサディ(カーネイジ)・・ウディ・ハレルソン

アン・ウェイング・・・・・・・・・・・ミシェル・ウィリアムズ

フランシス・ハリソン・・・・・・・・・ナオミ・ハリス

パトリック・マリガン刑事・・・・・・・スティーヴン・グレアム

1位・・・・・『ラスト・フル・メジャー』  

2位・・・・・『KCIA 南山の部長たち』

3位・・・・・『最後の決闘裁判』

4位・・・・・『スイング・ステート』

5位・・・・・『ヤクザと家族 The Family』

6位・・・・・『プロミシング・ヤング・ウーマン』

7位・・・・・『グリーンランド 地球最後の2日間』

8位・・・・・『ある人質 生還までの398日間』

9位・・・・・『クーリエ 最高機密の運び屋』

10位・・・・・『ビバリウム』

11位・・・・・『アイス・ロード』

12位・・・・・『パワー・オブ・ザ・ドッグ』

13位・・・・・『RUN』

14位・・・・・『インヘリタンス』

15位・・・・・『ワイルド・スピード JETBREAK』

16位・・・・・『アオラレ』

17位・・・・・『キル・チーム』

18位・・・・・『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』

19位・・・・・『秘密への招待状』

20位・・・・・『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』

21位・・・・・『モンタナの目撃者』

22位・・・・・『ハロウィン KILLS』

23位・・・・・『ダーク・アンド・ウィケッド』

24位・・・・・『OLD』

25位・・・・・『アウシュビッツ・レポート』

26位・・・・・『モーリタニアン 黒塗りの記録』

27位・・・・・『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』

28位・・・・・『孤狼の血 LEBEL2』

29位・・・・・『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』

30位・・・・・『アウトポスト』

31位・・・・・『聖なる犯罪者』

32位・・・・・『ジェントルメン』

33位・・・・・『ファイナル・プラン』

34位・・・・・『ドント・ブリーズ2』

35位・・・・・『ゴジラVSコング』

36位・・・・・『ノマドランド』

37位・・・・・『キング・オブ・シーヴズ』

38位・・・・・『AVA/エヴァ』

39位・・・・・『テスラ エジソンが恐れた天才』

40位・・・・・『Mr.ノーバディ』

41位・・・・・『白頭山大噴火』

42位・・・・・『モスル』

43位・・・・・『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』

44位・・・・・『キャンディマン』

45位・・・・・『カポネ』