『アイス・ロード』リーアム、今回は凍った湖で闘います!寒い場所が似合ういい男

こんばんは、ジャスミンKYOKOです。

リーアムやってくれました!これは面白い!!

この前の「最後の恋」なんかをキャッチフレーズにした『ファイナル・プラン』よりも断然面白かった!

1年に2回もリーアムが観れるなんて幸せね♪(それに、またお正月明けもまたリーアムあるのよ)

しかも今回はいらない女が出てないのよ!!(喜)

リーアムのアクションというだけで、内容ほとんど知らずに行ったけど、大満足であった。

カナダでは、輸送トラックの最短ルートとして、冬季は凍った湖の上を通る輸送手段がある。

ときには命も失いかねないその凍った道を「アイス・ロード」と呼ぶらしい。

今回はリーアム兄さんが、ここを爆走します!

輸送の途中で、氷が割れたりするアクシデントが主なストーリーかと思いきや、ちゃんと犯罪の匂いも加えてくれました!(喜)

思いがけないおまけに嬉しいったらありゃしない!笑

リーアム映画は、「優しさ」と「闇」でできています♪

リーアムの枯れ具合とやさぐれ感がコンボイ※の運転席を華麗に彩ります!

※トレーラー部分と牽引部分と分かれた大型トラック。実際の意味は護送、隊列を組むの意味。もともとはトラック運転手のためにつくられた歌「コンボイ」からきている。

私もヒッチハイクで、リーアムのコンボイに乗せてもらいたい!

ストーリー

カナダのダイヤモンド鉱山で大規模な爆発が起こり、作業員26人が地下の坑道に閉じ込められてしまう。

彼らの酸素が持つのは30時間が限度。

その30時間の間に、地下のガスを抜く30トンもの装置を届けなければならない。

間に合う最短ルートは、凍った湖の上のアイス・ロードだけ。

4月になり、湖の氷の厚みは80cmになっていた。

作業員の命を救うのが先か、運ぶ自分たちが湖の底に沈むのが先か。

選ばれた男たちは、コンボイに乗り込み、命をかけてアイスロードを進んでいく。

『アイス・ロード』の舞台

カナダのウィニペグ湖。リーアムはアメリカのノースダコタ州の国境を超えて、カナダに入り、ウィニペグ湖を疾走する。

リーアムがもうアメリカ人になりきってて、嬉しい

「もうアクションはやりたくない」と言ってるリーアム(69歳だからね)だけど、今回も私たちのために体を張ってくれています!

昔はスタイリッシュな役の方が多かったけど、いまやトラックの運ちゃんまでこなす、リーアムのアメリカ人ぶりには脱帽! 素晴らしい!(リーアムは北アイルランド出身)

ダサめの上着にチェックのネルシャツにジーンズ。

アメリカのおっさんの基本がもう板についてる!

今回の舞台はカナダだけど、リーアムの役柄はノースダコタ州(アメリカ。カナダとの国境の州)で働く運ちゃんの役。緊急に雇われてカナダに行くのよ♪だからアメリカ人なの。

ガソリンスタンドもサマになってて最高。

電気自動車の世界になったら、地球にはいいかもだけど、私にはつまらん。

ガソリンを入れた後、併設されたショップでお金を払う、アメリカの効率の悪いガソリンスタンドが憧れ。

犯罪映画の見すぎで、セルフのスタンドは自分に引火しそうで今でも毎回そわそわしてやりたくないけど笑、男子がやってるのを眺めるのは大好きです♪

近い未来、自動運転のはびこる世の中なんて何が楽しいのかしら笑。男のワイルドな運転が見れなくなるやん!

映画を盛り上げるコンボイと、本当に作られたアイスロード

排気口が煙突みたいになっている、アメリカやカナダのコンボイ(超大型トラック)が大好き。

初めて見たとき、すごく嬉しかった。

今回リーアムが乗るのは、黄色のケンワース社のコンボイ。ケンワース社が撮影のために寄付してくれたんだって。

今作の監督ジョナサン・ヘンズリーは、リアリティにこだわる撮影監督で、映画の舞台になるカナダのウィニペグ湖に、実際に2キロにも及ぶアイスロードを作ったらしい。

最初CGかと思ったけど、あまりにもリアルで迫力がケタ違いだったのは、ホンモノだったからなんだとビックリ。

リーアムももうすぐ70歳なのに、割れた氷の中に浸かって撮影したらしいから、ほんと私のためにありがとう(お前だけのためじゃない笑)。

無理しないで後10年はアクションしてね!(どんだけ働かせるつもりだ)

鉱山=男たちの職場も最高

リーアムのアクションというだけで、ほとんど内容も知らずに行くので、まさか鉱山が爆発するなんて知らなかった(あらすじさえも調べずチラシだけ見て来た人笑)。

アメリカの肉体労働者の職場の下品な会話が好物の私にとっては、嬉しいサプライズ!

屈強な男たちが繰り広げる、生きるための闘いも楽しい。

ここで、不穏な動きがあり、「何、何?(ワクワク)」

事故の原因を隠したがる鉱山を経営する大企業の隠蔽も加わって、もう最高のアトラクション!

登場人物がリーアムのかっこよさを邪魔しなかったのがよかった

まず、コンボイの選ばれた運転手にこの女子が登場したところで、ゲゲッ。

せっかくの男たちの映画に、なんだよ、またしても邪魔するのかよと不穏な気持ちが笑。

でもこの女子、結構たくましくてリーアムの邪魔しないからよかった♪

後、彼女がカナダの先住民だったので、「また今の時流のあれを入れてくるのか?」と思ったけど『スノーロワイヤル』※ほど先住民の差別問題を深堀りしなかったので、ホッ。

※『スノーロワイヤル』・・・アメリカ先住民を深堀りしすぎたせいで、リーアムがまったく目立たなくなり、アクション映画なのか、何が言いたいのか、とっ散らかって全然面白くなかった。

今回、この弟くんが素晴らしかった。イラク戦争の後遺症で、失語症になってしまった繊細な弟ガーティ(マーカス・トーマス)。

コミュニケーション不足のため、意志が伝わらず、いつも会社をクビになってしまうのを兄ちゃんのリーアムが世話している間柄。

その弟のせいでリーアムもクビになってしまい、とうとう堪忍袋の緒が切れて、彼を激しくなじってしまう。

言いすぎて後悔に駆られたり、それでも弟を侮辱する奴らは許せなかったり、リーアムの気持ちの揺れが素敵なのだ。

いつもは相手が娘だったり妻だったりするのが、今回は失語症の弟だから、新鮮。

しかも、この弟くん、車の整備においては超スペシャリストで、見ていてワクワクするほどの仕事ぶり!この技術でいつも面接はパスするのに、人間関係でクビになっちゃうのだ。

もうね、エンジンの組み立て方とかナットの締め方とか、秒速で惚れ惚れする!

兄ちゃんといつか新車の自前のコンボイに乗るのが夢で、いつもパンフレットを肌見放さず持っているのがかわいい。

今回この緊急事態にエンジニアとして選ばれ、夢の新車のコンボイに乗れて超ハイテンションなのだ。

兄弟二人して失業したばかりなのをわかってない弟に、兄ちゃんはまたイラ立つ笑。

あれ、あなた出てたのね笑。

このコンボイの会社をまわす伝説の運ちゃんジムにローレンス・フィッシュバーンが出ててビックリ笑(リーアム以外キャスト欄も見てないからね笑)。

4月の薄くなった氷の上を4トントラックが30トンの荷物を抱えて疾走するのはどれだけ危険か承知の上で、自らハンドルを握る。この人も運ちゃん似合うわー♪

車会社にいた時、整備工場に行ってはエンジニアの人のツナギや、ナットを回したりする姿をワクワクして見てた(仕事しろ!)。

エンジニアのツナギがリニューアルされてかっこよくなったのを喜んでたのは、本人たちより私だった笑(会社で写真撮りまくってた笑)。

いいっすね、男の汗と友情!!

ジャスミンKYOKOの煩悩だらけの映画トーク

コンボイのカーアクションは新しかった。しかも湖の氷の上を実際に輸送で使ってるなんてことも初めて知った♪

ツッコミどころは満載だったけど、コンボイに兄ちゃんキャラに、かなりカーアクションも激しいし、悪者もなかなかのやり手だったので、すっごく楽しめた♪

働き口がなかったリーアムが最初は、金のために引き受けるけど、最後はやっぱり「いい人」で金なんか関係なく、悪党を蹴散らす・・・・!!

鉱山なんだから、そういうこと(ガス爆発)もあるだろうし、普段から装置を置いておくだろよ・ふつー・・。

・・・と口から飛び出しそうになる、元も子もないツッコミ笑。

氷は割れそうになるわ、悪者は襲ってくるわで、とにかく最初から最後までずっとハラハラしっぱなしで楽しいアクションエンタメでした!

そうよ、こういうのが観たかったのよ!

これからもリーアムの興行収入アップに貢獻いたします!

@『アイス・ロード』(2021年 米)

マイク・・・・・・・・・・・・リーアム・ニーソン

ジム・ゴールデンロッド・・・・ローレンス・フィッシュバーン

トム・ヴァルナイ・・・・・・・ベンジャミン・ウォーカー

タントゥ・・・・・・・・・・・アンバー・ミッドサンダー

ガーティ・・・・・・・・・・・マーカス・トーマス

1位・・・・・『ラスト・フル・メジャー』  

2位・・・・・『KCIA 南山の部長たち』

3位・・・・・『最後の決闘裁判』

4位・・・・・『スイング・ステート』

5位・・・・・『ヤクザと家族 The Family』

6位・・・・・『プロミシング・ヤング・ウーマン』

7位・・・・・『グリーンランド 地球最後の2日間』

8位・・・・・『ある人質 生還までの398日間』

9位・・・・・『クーリエ 最高機密の運び屋』

10位・・・・・『ビバリウム』

11位・・・・・『アイス・ロード』

12位・・・・・『RUN』

13位・・・・・『インヘリタンス』

14位・・・・・『ワイルド・スピード JETBREAK』

15位・・・・・『アオラレ』

16位・・・・・『キル・チーム』

17位・・・・・『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』

18位・・・・・『秘密への招待状』

19位・・・・・『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』

20位・・・・・『モンタナの目撃者』

21位・・・・・『ハロウィン KILLS』

22位・・・・・『OLD』

23位・・・・・『アウシュビッツ・レポート』

24位・・・・・『モーリタニアン 黒塗りの記録』

25位・・・・・『孤狼の血 LEBEL2』

26位・・・・・『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』

27位・・・・・『アウトポスト』

28位・・・・・『聖なる犯罪者』

29位・・・・・『ジェントルメン』

30位・・・・・『ファイナル・プラン』

31位・・・・・『ドント・ブリーズ2』

32位・・・・・『ゴジラVSコング』

33位・・・・・『ノマドランド』

34位・・・・・『キング・オブ・シーヴズ』

35位・・・・・『AVA/エヴァ』

36位・・・・・『テスラ エジソンが恐れた天才』

37位・・・・・『Mr.ノーバディ』

38位・・・・・『白頭山大噴火』

39位・・・・・『キャンディマン』

40位・・・・・『カポネ』